文春文庫<br> 長い旅の途上

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文春文庫
長い旅の途上

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  • サイズ 文庫判/ページ数 299p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167515034
  • NDC分類 295.394
  • Cコード C0195

内容説明

きっと、人はいつも、それぞれの光を捜し求める長い旅の途上なのだ―。1996年、カムチャツカで熊に襲われて世を去った著者が残した、最後のメッセージ。過酷な自然に生きる人間や動植物、そして極北の大地に注がれたまなざし。人生の豊かさとは、人間の幸とは、いま改めて我々に問いかける静かな声がここにある。

目次

「アラスカ風のような物語」から(ベリー・ギルバート;ハバード氷河;少女・アーナ;アラスカ・グレイブストーン(墓標)
セスナの音
シールオイル
カリブーの谷
グリズリーに挑んだムース
ラッコの海
風の鳥 ほか)

著者等紹介

星野道夫[ホシノミチオ]
1952年千葉県生まれ。慶応大学経済学部卒業。アラスカ大学野生動物管理学部に留学。86年アニマ賞、90年木村伊兵衛賞受賞。96年、カムチャツカにて逝去
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感想・レビュー

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ミカママ

474
星野さんといえば『旅をする木』が著名だが、たまたまこちらが手に入ったので。著者に対してゼロ知識で臨んだ。そうか、アラスカなのか。アラスカといえばアメリカ北西部に住むわたしには同族嫌悪的なイメージしかなく、冬至を境にして春を待ちわびる姿などが痛いほど理解できる。読後、彼の早逝の理由をネットで拝見して、愕然としている。その恐怖と苦痛はいかばかりであったか。ご家族(息子さんはミカと同い年)の苦悩も。『旅をする』もぜひ手に取ってみたい。2024/02/11

SJW

195
悠久の時が流れている大自然において、人間や動物がほんのひと時を旅人のように過ごしていることを感じながら、エピソードごとに星野さんの思いが綴られた遺稿集(エッセイ集)。結婚後、そして翔馬君が生まれた後の文章は,、明らかに私が知っている結婚直前の星野さんから変化した(?)星野さんが書いた文章で、詩的な表現や哲学的な表現が増えていて、腰を据えて生きていく姿勢が感じた。結婚して子供ができて、考え方、物の見方も変わったのであろう。環境が変われば見えてくるものや考えるものが変わるとこの本で述べているが、それを自分の 2018/03/02

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

119
写真家星野さんの遺稿集。単行本に未収録のエッセイをまとめたものなので、散漫な感じは否めない。だがアラスカの大自然、そこに暮らす人々を愛する気持ちが溢れている。アラスカの大地を行進するカリブーの群れ。北の王者グリズリー。ザトウクジラの優雅な舞。厳冬の空に輝くオーロラ。一夜にして赤く染まるツンドラの草紅葉。文書と共に掲載された写真も美しい。人生という長い旅の途上で、不幸にもこの世を去ることになった星野さん、残念でならない。★★★★2019/06/19

ちゃちゃ

114
なぜ、これほどまでに星野氏の作品に惹きつけられるのだろう。極北の厳しい自然に生きることを選んだ星野氏。彼の作品は私たちに、もう一つの時間や自然の存在を意識させてくれる。時間に追われる日常とは別次元のところに、私たちが忘れかけている悠久の時の流れや変わらぬ自然があることを。この世に生きるすべての命は生と死を繰り返しながら終わりのない旅(循環)を続けてゆく。夜空を彩るオーロラ、厳寒の海で潮を吹く鯨。太古の昔から移動を続けるカリブー。遙かアラスカの地に思いを馳せると、かすかな明日への光(希望)が見えてくるのだ。2018/12/30

ふじさん

103
1995年、カムチャッカで熊の襲われて世を去った著者が残した最後のメッセージ。アラスカの自然とそこに生きる人々を愛おしむ気持ちが随所に見られる。同時に、過酷な自然に生きる人間や動植物、更には極北地のアラスカに注がれる眼差しが優しい。彼のアラスカにかけた強い思いを改めて知った。彼の自然と人生を絡めた静謐な文章の一つひとつが心に染み入る。人生の豊かさとは?人間の幸せとは?問いかける彼の言葉が胸を打つ。何度読んでも読み飽きない本だ。2024/02/16

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