出版社内容情報
明治から大正にかけ、時代の大海を果敢に渡りきった医学界の雄・北里柴三郎の半生に迫る表題作と江戸の蘭方医を描いた短篇を収録
感想・レビュー
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ポメ子
6
野口英世の生涯を描いた渡辺淳一の『遠き落日』に、北里柴三郎が結構出てきたので、読んでみたが、こちらは、東大の青山胤通との闘いがほとんどで、一時、北里柴三郎の研究所にいた野口英世の事は全く出てこなかったのが、意外だった。 もう一つ短編が入っていて、これは、日本で、はじめて秩父で、行われた帝王切開の話で、医者が書いているので詳細で、臨場感があった。2019/11/02
おおきなかぶ
1
新1000円札のデザインに決まった北里柴三郎さんに関する一冊。併録の「正丸峠の帝王切開」と共に、読み応えのある作品でした。2019/05/28
讃壽鐵朗
0
素晴らしい伝記なのにあまり読まれていないのは残念だ