出版社内容情報
光源氏の生母桐壷が殺されたのに始まり、奇妙な殺人事件が続く。さて、紫式部のみごとな推理は。奇想天外な魅力一杯のミステリー
内容説明
光源氏の生母、桐壷が殺されたのに始まり、奇妙な殺人事件が相次ぐ。夕顔の死も、葵の上の死も、どれも変死であった。不審に思った紫式部はその解明にいどみ、ついにみごとな推理で真犯人をつきとめる。『源氏物語』の世界を舞台に、奇想天外な発想で描かれた異色ミステリー。第4回サントリーミステリー大賞読者賞受賞作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
blacktea
1
再読。ミステリーというかピカレスクロマン風異聞・源氏物語。考証的に正直それはどうなのよと思うところも多々ありますが、どんでん返しなどもあり楽しめます。それはそうと、今更ながら、六条の夫の前東宮って誰なのよ、という初歩的な疑問に思い至り、少し調べてみたところびっくりするような仮説があったりして、源氏ミステリーとしてはそちらも興味深かった。昔から有名な謎だったのですね。源氏に出会ってずいぶんたちますが、今まで全く不審に思わなかった自分の迂闊さが恥ずかしい。2013/08/01
Covastra
0
単行本にも感想を書いたけどこちらにも。学習塾の図書室にあったので現代語訳よりも先にこちらを読んでしまった。とりあえずこれを○学生が読む場所に置いてしまった先生に理由を聞きたい。でも行く先々の図書室で真っ先にこれを借りてしまうのでもう購入した方がいいのか?
サチ
0
王朝物。『源氏物語』の中に紫式部も登場するというスタイル。
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