出版社内容情報
仕事、家庭、酒、女…男の人生にはさまざまな止まり木がある。人生の半ばをすぎた男のひそかな胸のうちを都会的なセンスで描く
内容説明
仕事、家庭、酒、女…そして、定年前の某日、男の胸に去来するものは何か。職場を去っていった仲間のことか、妻や子供が自分を見る目のことか、かつての女達がふと洩らした一言か、書きたいと念じていた小説の一節か。人生の半ばをすぎた男を都会的センスで描くエッセイ集。
目次
雪埋み
青い背広で
失意の人
湯の町エレジー
飲み屋に関する歩兵操典
離婚保険
無書斎派
女に疲れて
報告上手
男の「陣地」
夏休み不適応症候群
「金太郎飴」でなぜ悪い
定年幻想
就職ごっこ
男の止まり木〔ほか〕