出版社内容情報
原稿書きに編み物、テレビと出不精な生活をしていても、周囲には面白い人、困った奴がいっぱい。極私的に「世相を斬る」59のコラム
内容説明
いい年をして親のスネをかじる自称「自立した女」、買物カゴをのぞいて夕飯のメニューを当ててしまうオバサン、経済記事を読みつつも人差し指はH記事のページに挾む品のいい紳士…。あなたの隣にもよく似た人がいるのでは?何気ない日常生活に溢れ返る変な人、面白い出来事を群ようこ流に解剖した、溜飲の下がるエッセイ59篇。
目次
げにすさまじきは肉食民族、産婆なく三畳間でハサミ片手に子を産み落す
芸能人夫婦の家庭を想像してみると、絶対遊びにいきたくないのは誰の家?
巨大ナメクジにヘビの群、蚊に襲われて真っ赤っ赤。それでも行くぞマゾ旅行者
同級生を義母と間違われ、しみじみ思う人類の「個体差」の不思議
どこへ行ったかK町の健気な郵便配達美青年。も一度帰れ我が胸へ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
21
群ようこさん大好きで色々読んできたけど、何が一番好きって周囲の人達の話が本当に面白くて声出して笑ってしまう。人間観察力が素晴らしい。そして面白い文章にする感性も素晴らしい。怖い本や、読後感の悪かった本を読んだ後は群さんだな。しかし、群さんの近くにはこうも個性的な人が多くいるのか。もしかして類友なのか。2017/09/29
ソラ
7
内容(「BOOK」データベースより) いい年をして親のスネをかじる自称「自立した女」、買物カゴをのぞいて夕飯のメニューを当ててしまうオバサン、経済記事を読みつつも人差し指はH記事のページに挾む品のいい紳士…。あなたの隣にもよく似た人がいるのでは?何気ない日常生活に溢れ返る変な人、面白い出来事を群ようこ流に解剖した、溜飲の下がるエッセイ59篇。2010/02/16
春色
6
ちょうどわたしが生まれる少し前に書かれた群ようこさんのエッセイ。そこまで腹を立てなくてもなんて思いつつ、ばっさりとした物言いに思わずスッキリしてしまいます。電話やお手紙で群さんに愚痴を聞いてもらいたくなる気持ちが少しわかるような、、、2016/07/29
椛
5
共感することや、たまに解らないこともありましたが、やっぱり面白い。2014/07/09
Giyaman Teialuji
4
ちと古かったなあ、今読むには。でも面白い。2020/05/19