内容説明
女がいちばん羨ましい状況はライバルなし、ひとり勝ちの「紅一点」。男声合唱団の旅公演に同行し、はるばる出かけたマリコ。念願の「ビストロ・スマップ」TV出演にときめくマリコ。相変わらず仕事に、遊びに大忙し。でも、世の中の“ヘンな常識”は決して見逃さない。確かな観察眼で、甘口、辛口、筆さばきも鮮やかな名エッセイ第16弾。
目次
男性たくさん紅一点(羽田の秘密;私の書く場所;カンカンガクガク ほか)
永遠の片思い(徹夜;スター;行列 ほか)
夢がかなって…(ビストロ・スマップ;北京の三大テノール;二人の女 ほか)
著者等紹介
林真理子[ハヤシマリコ]
1954(昭和29)年、山梨に生まれる。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年のエッセイ集「ルンルンを買っておうちに帰ろう」がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年「白蓮れんれん」で第8回柴田錬三郎賞、98年「みんなの秘密」で第32回吉川英治文学賞を受賞
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感想・レビュー
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AKIKO-WILL
9
著者のエッセイを読むとかなり活動的だなと感心します。たくさんの連載抱えていても遊びに趣味にと色んな体験しているのは羨ましい。ビストロスマップに出れたのは念願叶って良かったです!その時、観たような気がしたけどかなり前だからうろ覚え…2015/11/09
お静
4
本人を思い浮かべながら読むと面白くあっという間に完読してしまった。2017/04/07
きたむらさんえ
4
おなじみ、林真理子さんエッセイ。いつものマリコ節が効いてる2016/09/01
きなこ
3
特別寄稿「この国の子どもたちは」が特に素晴らしかった。真っ当な人間になるようにと子供の躾、矯正をしっかり行った上で型取られたものの中から強い力ではみ出てくるものこそが個性、と書かれていて、そうだそうだと拍手喝采。今って子供を叱らない親が本当に増えていて(友人にもいる…)、たまにこちらも迷惑を被ったりするので読んでスカッとしました!2016/08/01
くー
3
久しぶりの林真理子! 共感してなんだか笑っちゃってなんだか嬉しくなるんだよね。2011/05/16