出版社内容情報
旺盛な好奇心と繊細な感性で人間を生き生きと描いた連載エッセイの第一冊目。思わずムフフフと笑い出したくなる文章を満載して!
内容説明
ファッション、芸能界、スキャンダル、オトコ―。“発展途上有名人”であった著者がそれぞれの世界の裏表を旺盛な好奇心で覗き見、探求して、発見した意外な“真実”。―繊細な感性と匂いたつ筆さばきで描く「週刊文春」連載の好評エッセイ集の第一弾。
目次
ほっかほっか亭とエステティックサロン
サングラスたったひとつで有名人
完璧なマニキュアをする美人
シティホテルでおソバが食べたい
ハイミスの運命をたどる役回り
東京のヒト
毛皮を着る女
芸能人ごっこのツケ
マイナー・エリートたち
三浦さんちの晩ごはん
真夏の幸福
秋に失うもの
相性の悪い世代
田舎のコ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
36
2018年85冊め。再読。30代と思しき頃のエッセイ。今の林真理子なら言わないようなことも書いてある。今もマニキュアを完璧にした女とは友達になれないと思っているのだろうか。2018/03/26
佐島楓
13
コンプレックスを逆手に取って、笑い飛ばしてしまえばいいんだと気づかせてくれた。2012/10/27
扉のこちら側
12
再読。細かいところをよく見ているなと感心してしまう。2012/10/08
てんぱい
8
第1刷が1988年の本。バブルの真っ最中。ふたつの意味で面白かった。ひとつは話の内容。飾らない言葉と等身大の目線で自分や周りをぶった切るのが面白い。ふたつ目は当時使っていた言葉。ピチピチギャルなんて見たのいつ以来だろう。2012/11/29
かりん
4
いつもながら人間ウォッチングのすごさには驚き。 林真理子さんのエッセイを読み終わっていつも感じるのは、話の面白い友達とおしゃべりした後のような感覚になることです。それが彼女の文章のうまさであり、女性ファンを引き付ける魅力なんでしょうね。 当時の彼女の年齢と今の私の年齢が同じくらいなので、「わかるっ!」と共感してしまう部分が多いし、好きな人のことはとことん美しく、嫌いな人はとことん酷く書いてるところなんかも笑えます。 なんかちっちゃなことでクヨクヨしてるのがバカらしくなるような、元気をもらえるエッセイ2012/02/06