出版社内容情報
「生きがい」とは突きつめれば、そこに「役割」があるかどうか。喪失しかけた「役割」を実人生で再び獲得した六十六人の退職者を描く
内容説明
人生が舞台なら、「わたし」の役割はいったい何だろう―。定年退職者の多くが直面している問題は、「役割喪失」である。仕事、家庭、健康、趣味…会社を離れた六十六人が新しい役割の始まりを自らの手で模索するなかで、悩み、苦しみ、そして獲得した生きがいに喜びを見出す人生模様を克明に描く。
目次
第1章 五十代の転変
第2章 収入を得る
第3章 本日開業
第4章 計画変更
第5章 趣味の力
第6章 私のボランティア
第7章 わが家が変わる
第8章 諸国漫遊
第9章 当世、海ゆかば
第10章 乾坤一擲
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるまり亀
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公務員生活40年間を務めリタイヤとなった今日である。 「やりがい」「役割」?ものの本には就職以前にやりたかったこと、少年時代に夢憧れたことにチャレンジせよ!とある。 幼少期に与えられた地球儀、赤く塗られた小さな島国「日本」。他国に行ってみたい。30年の間に53か国を夫婦旅で漫遊した。 本書に登場する多々の人達は無謀ともいえる挑戦をしている。羨ましい限りである。当方60歳、まだ遅くはない。があっという間に幕引きは訪れる。 今やりたいことは何か。本書に登場する飽くなき冒険者・探究者に続きたいものである。2022/03/21