内容説明
フランスで開かれた「世界都市警察大会」に出席した十津川警部は、パリに向うTGVの中で大富豪・大越専一郎の女性秘書が射殺される事件に遭遇する。さらに同行した白井刑事の死体がセーヌ川に浮かんだ。そして、謎の連続殺人は日本でも続く…。日仏を舞台に十津川警部が大活躍するシリーズ異色の傑作。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
昭和5年(1930)年、東京生れ。都立高校卒業後、人事院に十年余勤務。作家をめざし多くの職業をへて、38年「歪んだ朝」で第2回オール読物推理小説新人賞を受賞。その後40年に「天使の傷痕」で第11回江戸川乱歩賞、56年「終着駅殺人事件」により第34回日本推理作家協会賞(長編部門)、平成16年に第8回日本ミステリー文学大賞などを受けている。トラベル・ミステリーの第一人者である
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