出版社内容情報
独得の節回しと数々の名曲で日本中を熱狂させる都はるみ。彼女の実像と素顔を入念で徹底的な取材に基づいて描くノンフィクション
内容説明
独得の節回しと数々の名曲で、昭和・平成の日本を熱狂させる都はるみ。少女期から歌手デビュー、トップスターへの道、美空ひばりとの出会い。そして、レコード大賞受賞までの軌跡、突然の引退宣言。復活から今日まで。日本を代表する歌手の実像と素顔を入念で徹底した取材に基づいて描く、著者渾身のノンフィクション。
目次
序章 古都
第1章 邂逅
第2章 復活
第3章 誕生
第4章 飛翔
第5章 波瀾
第6章 引退
第7章 歌屋
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とみしん tomisin555
2
先日の四天王寺古本まつりで入手。実は10年ほど前から都はるみが好きになってDVDとか観てる。この人の魅力はやっぱり圧倒的なステージパフォーマンスと歌の幅の広さだ。京都の小学生時代から歌を習いに行っていて、レコード会社のコンクールで優勝してデビュー。時間を置かずに大ヒットに恵まれて20年で一旦引退。そして復帰後1994年ごろまでを本人はもちろん、周りの人々のこともとてもきちんと書かれてて一気に読めた。しかし、著者は政治的なイメージが強い人だと思っていたけど、これを読むと一級のドキュメンタリ作家だな。2023/05/22
かみけん
1
歌手として好きだったが、実像と裏側はこうだったんだ。時には目が熱くなった。2019/09/17
ナウラガー_2012
1
京都市の北西部=西陣(1467応仁の乱で”西軍の陣地”があったから)織で有名な作庵町の出身。西陣織の歴史も朝鮮と関係がある。5~6世紀に朝鮮の秦氏が織物技術を輸入し、宮廷文化の伝統も担っていた。明治20年代になって洋式技術を導入して近代的な織物業の発祥地となった。第二次世界大戦後は朝鮮の「尚州(サンジュ)」から多くの職人が渡ってきた=父が朝鮮人でもおかしくない土地柄2013/09/19