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文春文庫
人生の落第坊主―’04年版ベスト・エッセイ集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 330p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167434229
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

才能がありながら“役に立たない頑固さ”ゆえ世に埋もれた人々へ思いを馳せる表題作(池内紀)をはじめ、2003年に各紙誌に発表された珠玉のエッセイ59篇を収録。佐藤愛子、篠田正浩、角田光代、石田衣良、三浦哲郎各氏のほか、学者、経営者、落語家、そして家庭の主婦など、文筆のプロ・アマを問わない多彩な執筆陣も魅力。

目次

人生の落第坊主(海のとき、都会のとき(辰濃和男)
古伊賀に憑かれた男(中島誠之助)
血に酔う(大西峰子)
我が歎き(佐藤愛子)
山口瞳は面白くてコワいぞ(嵐山光三郎)
齢をとるほどに桜に近づく(赤瀬川源平)
チラシ(張令學)
ニューヨーカーは何を食べてる?(廣淵升彦)
代々木公園の桜吹雪(遠藤順子)
バイリンガルのすすめ(陳瞬臣)
人類はみな麺類か?(鹿島茂)
日本人と桜(中西進)
浪華俗世の知恵(藤本義一)
遍路道を歩いてわかったこと(細谷亮太)
人生の落第坊主(池内紀))
神さまへの手紙(なさざる所あり(阿部達二)
経歴詐称?(長田弘)
いのちをみつめる(黒岩徹)
歩み入る者にやすらぎを(中川忠夫)
線路の果てに(比企寿美子)
「どうか読み飛ばしてください」(久島茂)
ふたつの異なる世界性(岩井克人)
名残りとぞ見る吉野山(中野孝次)
ケア、人間として人間の世話をすること(色平哲郎)
銀座行、駅馬車に乗って。(大林宣彦)
花吹雪考(牧野和春)
脳出血に襲われて(塚本哲也)
「百寺巡礼」余話(五木寛之)
柩にこそケイタイを(松山巌)
神さまへの手紙(村松武司))
父の万年筆(普段着のファミリー(阿久悠)
私が知っている桜の森(篠田正浩)
祖母ハンナ・オコンネルと私(島村由花)
人生の転機(葛西敬之)
私はおばあさん(星野博美)
紀宮様のお誕生日に(山岸哲)
武士の娘は「き」の字に眠る(福田はるか)
アウシュヴィッツの真実(浅田孝彦)
マナーの達人(熊倉功夫)
にぎやかなフライパン(水木怜)
桜の解毒作用(河竹登志夫)
この目で観た完全試合第一号(小川九成)
煮ても焼いても食えない…か(川越良明)
父の万年筆(麻木久仁子))
犬のため息(父と子(若林ケイ)
上野駅の立ち喰いそば(清原和子)
デブと帝国(中西輝政)
追想(平岩弓枝)
足裏文化考察(角田光代)
老いは贈り物(田沼靖一)
お父さんのブラジャー(酒井順子)
志ん朝師匠の銀座(林家正蔵)
公平という事(永井敏雄)
眺望の消滅と命の競争(林えり子)
秋の終わりの銀座の空(石田衣良)
ある夏の日に(長谷川美智子)
長いつきあい(白石敏男)
一期一会(渡辺允)
犬のため息(三浦哲郎))

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

団塊シニア

46
プロ、アマ多彩な執筆59編、田沼靖一氏の「老いは贈り物」、若林ケイ氏の「父と子」が個人的には好きである。2014/05/08

ミノムシlove

2
桜に関する随想が一冊を通じて多かった。最も印象的だったのは藤本義一『浪華俗世の知恵』。祖父は職人・父は商人、いずれも現場の人であり、三代目なにわっ子の氏はその二人から実に深い薫陶を受けて今に至る。好きになり過ぎて一字一句白紙に書写した『憂国』(三島由紀夫)以来、自ら手跡を残したい文章に出会った。2021/05/22

ナカ

1
私にとって玉石混淆だったのだけれど、プロでない方の数少ない表現の場に、伝えたい力を感じた。それにしても桜の多さよ。2012/03/25

うほ

0
ちょっとした旅のお供に選んだ本。特によいと思ったのは「いのちをみつめる」ありきたりかもしれないが、死を前にして他人のため、社会のために役に立ったと感じたときに人生の意義を感じる、という主張に感じ入った。またエッセイ内の詩が良かった。

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