出版社内容情報
自らの乳ガン体験を書いて医療ライターとなった著者の夫がガンに冒されていた。早期発見できなかった悔いと哀切極まる闘病の記録
内容説明
ガンの早期発見には何を心がけたらよいか。患者とともにどのように生きたらよいか。医師とのつきあい方は?家族の心理は?医事に通じ乳ガン体験も持つ著者に今度は夫の肺ガンが…。痛切な想いで綴った夫婦一心同体の闘病記。胸を打つ愛の記録であり、医師にとって家族にとって役立つ知識がいっぱい。
目次
力の無い咳
肺には異常無し
突如漬れた左肺
私が先のはずだったのに
夢に苦しむ
十五年もベッドに
空気が通い始めた
手術でもしやウマいことに
心臓まで捲き込んでいた
つらいこの新緑の季節
夜間看護にみる行政の矛盾
死後の処置用
幻覚事件
僕は必ず乗り切る
人格なんて、今はそんな
看護って心なのね
もう少し時間がほしい
再手術に向かって身体ならし
闘い抜くことこそ人間の尊厳〔ほか〕
感想・レビュー
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- 和書
- 一目で人を見抜く