文春文庫<br> 人間通と世間通―“古典の英知”は今も輝く

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文春文庫
人間通と世間通―“古典の英知”は今も輝く

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167411046
  • NDC分類 019
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「人間とは何か」「人間社会のメカニズムとは何か」という観点から、古典中の古典を精選し、そのエッセンスを凝縮した珠玉の一冊

内容説明

読書とは、人の世に生きてゆくための、知恵を蓄える準備行動である―そう考える人へ、この一冊を贈りたい。「人間とは何か」「人間社会のメカニズムとは何か」という二つのテーマに則して、古典中の古典からそのエッセンスだけを抜き出した。これを読めば、あなたも間違いなく「人間通」「世間通」になることができる。

目次

第1章 今、なぜ古典なのか―二十一世紀を切り拓く知恵の源泉を求めて(「古典」の現代的価値が輝く時代―生きるのが上手くなるための読書法とは;人間を知り、世間を知ってこそ―よりよく生きるために学ぶべきこと)
第2章 世間通になるために―「人間社会のメカニズム」の根本とは何か(「社会のメカニズム」を知る栄養剤 『イソップ寓話』―現代にも脈々と生きる「古典の中の古典」に学ぶ;最も上手な生き方のすすめ 『論語』―名著『論語の新研究』が明らかにした新事実;説得の表芸と裏芸 『ジュリアス・シーザー』―シェイクスピアが展開した人間関係論の極致 ほか)
第3章 人間通になるために―人間性に潜む“本質”を読み取る秘密(「あたたかい心」と「やさしい心」 『チャタレイ夫人の恋人』―ロレンスが明かしたセックスの到達点にあるもの;世間体と自尊心の関係 『この世の果て』―“帰ってきた人間嫌い”サマセット・モーム、ただ一つのテーゼ;素っ裸にされた人間性の真実 『箴言集』―ラ・ロシュフコーが徹底して洞察した人間の行動原理 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

vladimir-kyoto

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一刀両断的なものの見方が面白いというか、論語を一度読んでみたくなるなあ。2012/04/15

sasuke

0
ドストエフスキーの『悪霊』についての記述に考えさせられたが,そこで思ったのは,「谷沢永一さんは,『悪霊』に言寄せて,理想主義者を『立ち疲れて横臥している』と批判しているが,理想主義者とは転向する前の『かつての自分』であり,理想主義者たちから強く批判された自分を奮い立たせて,理想主義者をけなしているのではないか」ということ。だから「いいよ,いいよ。立ち疲れしたから,横臥していようじゃないか!」と,思った次第。浅い理解かも知れないが,今はそんな気持ち。開高健さんの親友でもある谷沢永一さんのことは嫌いじゃない。2012/04/03

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