出版社内容情報
昭和二十年戦時下、九大医学部で米軍捕虜の「生体解剖」が行われた。手術に立ち会った医学生が「肝臓嗜食」などGHQ裁判で話題の事件の真相を初めて明かす衝撃作
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
AICHAN
5
「生体解剖…」はジャーナリストによる著作だが、これは九大卒の医師の手による。医師業の傍ら同人誌を出しているところから執筆は慣れているようで文章は読みやすい。解剖の描写はさすが医師だなと思わせる見事さだ。何よりも綿密な取材がなされていて感心されられる。タイトルからもわかるようにこの著作は九大(と自分の恩師)の汚名を雪ぐために書かれた。惜しむらくは、そのためどうして九大に点が甘くなっているきらいがある。それと、取材して得た事実と著者の想像部分が何の断りもなしに混在していることが残念。「真相」と銘打つからにはそ2011/07/24
丰
0
Y-202005/03/15
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