出版社内容情報
父、八十四歳。独り暮しをはじめて二年すぎた。男の老人ならではの生活の知恵と工夫の数々。高年齢化社会を生き抜く勇気ある記録
内容説明
炊事洗濯まるでダメ、の明治男が83歳から余儀なく一人暮らしを始めた。娘の家事特訓の成果あって一年目はどうやら無事にすぎ、父は日記にこう記した。「おかげさまで生かされて…二年目が始まろうとしています」。さまざまに暮らしの工夫をこらしつつ、勇気をもって高齢化社会を生きぬくひとりの老人の心あたたまる生活記録。
目次
第1章 おじいさんの合理的生活
第2章 手抜き、ずぼら化すすむ
第3章 されど、律義な明治男
第4章 おじいさんの反乱
第5章 老いへのおびえ
第6章 これからの父