出版社内容情報
「あなたが死ぬ時まで快適に、あなた自身の意志と選択で生きるために」と、末期がんの患者に懸命に尽す医師の見た生と死のドラマ
内容説明
死ぬ時まで快適に、患者が自らの意思と選択で生きる“ホスピス”では、がん告知はどうなされるか、末期がん患者の延命治療は、痛みをとるモルヒネの使用は、在宅死の対応は、立派な死とは…。『病院で死ぬということ』の著者が、ホスピス科医師となって直面した事実をもとに描く、厳かな、人間最期の物語。
目次
僕たちの希望、新ホスピス、静かに進水
あの世からサインを送ります
死の床での日常を支える好きなこと
ホスピスには行きたい、でも真実は知りたくない
死にゆく人は、全て僕の師匠だった
僕はあなたの生き方にわくわくした
最後の日まで、自分の存在の意味を問い続けるために
ホスピスの価値観は患者の価値観を支えること
僕のホスピスはこうありたい
インフォームド・コンセントをきちんと生かすために〔ほか〕