文春文庫
二人の武蔵〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 395p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167335106
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

剣聖としての名を得るまでの宮本武蔵の足跡には、幾多の謎がある。その謎は、実は宮本武蔵が二人存在したために生まれたという大胆な仮説の許に執筆されたのが本書である。播州浪人・岡本武蔵、作州浪人・平田武蔵の二人は、足利将軍家指南・吉岡道場において知り合う。剣のためより一層の修行を共に誓う二人の運命は。

著者等紹介

五味康祐[ゴミヤススケ]
大正10(1921)年大阪市に生れる。昭和27年「喪神」にて第28回芥川賞受賞。一世を風靡した大河長篇「柳生武芸帳」を始め、「柳生連也斎」「薄桜記」等多数の時代小説と共に、浪曼性と日本的優情とをその底流とする音楽評論「西方の音」「天の声」もまた世評が高い。55年4月歿
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

cape

16
二人の武蔵がそれぞれ優れた技量を持って、渡り歩く旅路に、友情と愛、様々な葛藤や困惑を青春の日々に抱えながら、熱い物語が進行する。この後、武蔵と武蔵はどんな舞台にめぐり合うのか、目が離せない。昔ながらの物語に史実をそっと寄り添わせて展開するストーリーに、この先が見逃せない。やっぱり古典的名作は、今も我々を魅了する。しかし、読書メーターの登録は13件。残念ながら、消え行く物語のひとつではある。2020/01/25

matsu0310

0
☆☆☆2012/08/12

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