出版社内容情報
「夢の中でも食事をする」大の食いしん坊が、幻児期から今日までの食べ物遍歴を綴る。世界各地を食べ歩いた著者の愉快な食の半世記
内容説明
生まれたのは食糧事情最悪の昭和20年。配給のイモで頭が良くなり、卵の過食で胃が丈夫になった少年は、フランス留学中に突如、食に目覚めた…。ガイド本片手に食べ歩く最近のグルメとはひと味違う、本物グルメの玉さんが、自らの辿った多彩にしてユニークな食遍歴と食にまつわる蘊蓄を、ユーモラスに綴った快食エッセイ集。
目次
1 夢芸大食(世界四大珍味の旅;ものを喰う夢の話;1日の仕事;パブロフの太った犬;夜間非行;非合法レストラン;焼野のボキューズ;永久牧場)
2 食欲ハンセイ伝(おふくろの味;街頭テレビの頃;牛肉とイセエビ;されどわが大食の日々;とにかく食べてみる;“私腹”を肥やす;おせち料理とサバイバル;酒の飲みかた―狩猟民族と農耕民族;見ぬもの潔し;ひもじき旅の夜;料理事始め;風船王人間のダイエット;自然食にルールはない!;私のミシュラン;他人の流儀が気にかかる;食欲は人生を支配する)
3 食は3代