出版社内容情報
妾の子として生まれ、本家の呉服問屋へ丁稚にやられるという辛酸をなめながら、大阪船場を舞台に大商人への道をど根性で駆け昇った快男児の、苦難と栄光の一代記
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パンダ侍
8
★★★☆☆ 登録200冊目。実家の母の本棚より拝借。本がボロボロw。明治の大阪・船場の呉服問屋・成田屋の「てかけ(妾)の子」秀松の奮闘を描く。昼ドラの原作らしく、ゲスがゲスを呼ぶドロドロっぷり。正妻の長男が放蕩の末にインチキ弁護士(かなり面白い)に騙され、多額の借金を抱え、秀松が「ステテコ」を開発して復活させる。「あきまへん、旦はんッ」とか関西弁がwktkさせる。その他、母の本棚は花登作品の他、向田邦子、渡鬼の橋田壽賀子作品が並ぶ。よそのお家のあれこれが好きだった模様・・・。我がルーツがこれか(;´Д`)2017/10/28
まさ影
1
往年の名作ドラマ「あかんたれ(続あかんたれ)」の原作。懐かしい。セリフが小山明子や志垣太郎、中村玉緒の声で脳内再生されてしまう。2011/11/07