内容説明
幕閣の信任厚い算長は京都での隠密任務を終えて、一路江戸へ。しかしお庭番算長の試練は続く。江戸では同僚の伊賀衆が人望のない二代目服部半蔵に反旗を翻えし、盗賊風摩小太郎は間隙を突いて街を火攻めにせんとしていた。さらに駿府の大御所家康には、呪殺の摩手が伸びる…。算長の心の安まる日はない。
著者等紹介
津本陽[ツモトヨウ]
昭和4(1929)年、和歌山市に生れる。東北大学法学部卒業。昭和53年『深重の海』により第79回直木賞受賞。平成7年『夢のまた夢』で第29回吉川英治文学賞を受賞。平成15年旭日小綬章を受章。平成17年第53回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。