文春文庫<br> 海軍航空隊、発進

文春文庫
海軍航空隊、発進

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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167310042
  • NDC分類 397.8
  • Cコード C0195

出版社内容情報

国民を熱狂させた源田サーカス、日本初の空中戦、そして世界を驚愕させた渡洋爆撃等、海軍航空とともに歩んだ著者の自伝的回顧録

内容説明

無敵零戦とともに恐れられた日本海軍航空隊の揺籃期から太平洋戦争突入前夜までを、名航空参謀が回顧する。上海事変での日本初の空中戦や国民を熱狂させた「源田サーカス」、世界を震撼させた渡洋爆撃など、先に文庫化され話題を呼んだ『海軍航空隊始末記』の前篇を成す傑作。

目次

大空をめざして
年一度の大異動
上海事変勃発
機種選定問題
航空主兵論
統帥とは何ぞや
海戦における飛行機の役割
源田サーカス誕生
第二連合航空隊参謀に任命
決戦の機いたる
作戦命令第一号
大空の英雄たち

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イプシロン

30
長年に渡って積み上げてしまった印象というのはなかなか拭えないもので、公平中立の立場で源田實という人を評価しようとしたが、やはり受け入れがたいものがあった。個人的な感情による嗜好で感想・レビューを書くことは避けているつもりだが、この一書に関しては無理だった。戦争への反省が薄く自己正当化と美化、そして相手国があるということがほとんど抜け落ちている独善性に溢れていたからだ。国を左右する立場にあったものの責任の取り方には二種類あり、起こした惨禍に対して、生涯を賠償に捧げる生き方と、二度と似たような惨禍を――2019/08/22

さきん

23
黎明期の海軍航空隊を振り返った内容。技術も技量も急ピッチで上げていく様子が伺える。優秀な人材が事故でコロっと逝くのが航空部隊らしいなと思った。脱出時も機体に当たれば、死に至るため、強運も必要だと感じた。2017/08/14

Monbe Sakai

0
太平洋戦争の前に日本陸海軍の航空戦力が世界トップクラスだったこと、その中心にいた筆者がいきいきと描く創成期の名パイロットの活躍や陸軍との切磋琢磨、大西瀧治郎提督の偉大さが心に響いた。2024/08/30

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