出版社内容情報
自ら銃殺刑を求めた殺人犯の実弟が、血の絆、傷つけられた子ども時代、家族の秘密をたどりつつ、魂の再生を求めた鮮烈な問題作
内容説明
76年夏、運命の日が訪れた。殺人。判決は死刑。兄は銃殺刑を求めた。その恐怖の世界を抜け出すための手だては、たったひとつしか残されていなかったのだ。刑執行を数日後にひかえた兄との対決、母の死、長兄の失踪…そして最後の秘密が暴かれる。家族のゴーストと向きあいつつ、「クロニクル」は救済と新たな絆を求めて完結する。
目次
第4部 ある種の人々の死にざま(丘の上の家;あるセールスマンの死;レクイエム;武装強盗事件;離散する家族;それぞれの帰還;反抗;歩く死者)
第5部 血の歴史(ターニング・ポイント;高名なる殺人者;最後の言葉)
第6部 涙の谷間に(家族の最期;新しい家庭、古い幽霊;秘密と骨と;故郷からの手紙)
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