出版社内容情報
血みどろになっても“私だけのもの(マイン)”は離さない!六〇年代の青春で負った傷の落とし前をそれぞれにつけんとする三人の女
内容説明
“ミスター・モジョは起きあがった。あの女はいまも涙を流している…”ローリング・ストーン誌でこんな広告を目にしたとき、“神”からのメッセージだとメアリーは信じた。あの60年代の闘争の日々、リーダーのロード・ジャックは光り輝く“神”だった。その彼が自分を呼んでいる。あのとき彼に捧げることができなかった“供物”を求めて…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
東森久利斗
2
Mine、私の、私の家族、所有代名詞、Mine。マキャモンの代表作、当然、映画化されているものと思ったが気配なし。低予算で制作、スマッシュヒットぐらいはすると思うのだが。どこかの誰かが許さないのか。そう言えば、キング作品がほぼ映画化されているにも関わらず、マキャモン作品の映画化は聞いたことがない。なぜ?? 万年脚本不足で、リメイクと海外作品、特に日本や韓国の脚本に頼ること頻りのハリウッドには、もってこいの面白本の宝庫なんだけど・・・2020/06/16
びぎR
2
♪2010/02/12
坊っちゃん
1
(コメントは下巻参照)1996/05/04
c2c
1
元過激派の狂った女が赤ん坊を誘拐した。赤ん坊を誘拐された母親は気も狂わんばかり。女対女、勝負は下巻に続きます!2013/04/16
レゾレゾ
0
60年代を今だに引きずっている女達。潜伏するテロリストのメアリーはドアーズと赤ん坊と共に戦った愛する男を忘れないでいる。生活に不自由しないが夫の浮気と妊娠とナーバスな日々を過ごすローラ。息子をメアリーに誘拐された時ローラは失意のどん底から、強い母親へと変貌する!2016/05/18