出版社内容情報
現在米国には約一千人の被爆者が住んでいる。原爆を落とした国へ渡った人々が、日米のはざまで生きぬいた四十四年間の生活を語る
内容説明
約千人の在米被爆者は、境遇も人生も様々だ。カーネーション栽培の成功者、徴兵されて朝鮮戦争に参加した人、原子力研究所職員、病と縁が切れぬ人、米兵の妻として渡米した女性…。「原爆を投下した国」に住み、日米の谷間で今も後遺症に苦しむ人々の心の支えは、被爆者手帳と年一回の広島からの検診団だ。
目次
第4章 サンノゼにて
第5章 サンフランシスコからヒロシマへ
第6章 ロサンゼルスにて