文春文庫<br> 山岡鉄舟 〈1〉

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文春文庫
山岡鉄舟 〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 389p
  • 商品コード 9784167282011
  • NDC分類 913.6

出版社内容情報

時代が一人の男を歴史の舞台へ引き出した。江戸無血開城に捨身の活躍。明治天皇の御教導係としての数々のエピソード、功名を欲せず剣禅書に生きた爽やかな生涯!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さっと

9
「剣は人を傷つけるためのものではなく、己れの心を鍛えるためのものだ」―飛騨高山で郡代の“若様”として奔放な日々を送りながらも剣や書に類まれな才能を発揮した幼少時代から、江戸の道場で厳しい荒稽古に猛然と挑み、“鬼鉄”と知られた青年時代まで、幕末三舟の一人・山岡鉄舟を描く第一巻。志士たちとの交流はあれど、表舞台に出ることはなく、ひたすらに修行の日々。冒頭の言葉を体現するように、江戸随一の腕前ながら、生涯でただ一人も斬ることがなかったという。ゆえに、鉄砲の前に剣術を時代遅れと言われても、刀を放すことはなかった。2013/07/07

Melody_Nelson

5
信頼できる南條氏の著作なので、当然面白い! 主役である鉄舟(この時はまだ鉄太郎だが)、これまで読んだ本からの知識の一つとして「貧乏」というのがあるのだが、幼少期を飛騨高山で「郡代のお坊ちゃん」として過ごしていたと知り、意外だった。父親は優柔不断のようだが、母親がカッコいい。更に剣術の話なども満載で、その点でも楽しい。貧乏時代に突入してからも、剣の話などは面白いし、清河八郎や薩摩の益満が出てきたり、その後の活躍に至る伏線を感じる。2018/04/09

Ichiro51

0
★★★★★2015/11/23

須那 雄太郎

0
津山市立図書館2012/02/23

くす

0
江戸三舟の一人、山岡鉄舟の小説。山岡鉄舟と高橋泥舟は近しい存在だった様子。勝海舟が政治家なら、あとの二舟は武士といったところで剣術と精神が卓越しているという感じだろうか。幕臣でありながら清川八郎と交わり尊王思想に触れるなど当時の幕府の統治の混乱や鉄舟の度量の広さを感じる。打ち壊しなど富裕層を攻撃することは歴史上知ってはいるが、よくよく考えると恐ろしいことで、富の蓄積や商売によってはそれだけで攻撃の対象となってしまう。昨今の自粛警察のルーツなのではと考えてしまった。2020/05/09

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