文春文庫<br> 響灘―そして十二の短篇

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文春文庫
響灘―そして十二の短篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 278p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784167278120
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

暖流と寒流がぶつかりあって、音をたてるという響灘。六年の歳月を越えて再会した男と女の一夜を美しく描いた表題作と十二の短篇

内容説明

暖流と寒流がぶつかりあって、波が立ち、音をたてるという響灘。六年前に別れた愛人から電話をもらった男は、二日だけ休暇をとって、そこを訪ねることにした。―不思議な海が二人だけの景色となって騒いでいる―。再会した男と女の一夜を美しく描いた表題作と、家族をテーマにした連作短篇十二篇。

目次

響灘
家族ゲーム
動物あわせ
消えた言葉
ここだけの話
猫を飼う
遊園地
御香典
市民感覚
男同士
秋の色
めぐりあい
野沢菜
花冷え

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

29
表題作と家族に関する連作のような短篇が12入っています。日常の何気ない小さなことなどをうまく描いて短篇小説にする、やはり阿刀田さんは、家族あるいは男女の仲をうまく料理してくれます。最近は表題作みたいなのはあまり好みではなくなってしまっていますが、読ませる手腕は大したものだという気がします。2015/03/15

MIKETOM

4
響灘って語感がなんとなくロマンチック。阿刀田もだからこそテーマに取り上げたんだと思う。関門海峡の北西部に広がる海域で、北と南からやってきた海流がぶつかる地点なんだそうな。ぶつかった地点で波がしらが立つ。南からの海流と北からの海流は日々状況次第でどちらかが高い。というのをモチーフにして男女の久々の邂逅を描いた作品。なんだかよくわからないだろうけど(笑)12の短編は一編が15ページほどで短編というには短い。阿刀田が昔書いたエッセイを基に短めの作品を書いたって格好かな。正直言って物凄く面白いってほどではない。2019/04/04

takaC

2
1992年7月読了。1999/01/01

ipusiron

0
2000/3/16読了2010/07/31

ipusiron

0
1998/7/8読了

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