出版社内容情報
「プラトーン」のオリバー・ストーン監督、マーチン・シーン、マイケル・ダグラス主演。世界経済の中枢ウォール街の内幕をあばく
内容説明
度胸と冴えた頭脳で巨万の富を掴み、アメリカン・ドリームをわが物にした相場師ゴードン・ゲッコー。彼に食らいつき、追い越そうとする若き証券マン、バド・フォックス。マネー戦争の最前線ウォール街を裸にし、社会問題化した“インサイダー取引”と“乗っ取り”の実相を、金融界のプロがスリリングに描いた、傑作映画の小説化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
momogaga
45
80年代のウォール街で行われていたマネーゲームの暗部が分かりやすく描かれている。一般投資家がカモにされる理由がよく分かる。プレッピーの描写は懐かしかった。2022/08/31
佐島楓
12
1980年代半ばのアメリカ、ウォール街。そこは欲望渦巻く取引の場だった・・・。同名映画のノベライズ。日本はバブル真っ盛りの時代、当時のアメリカはこんなに極端だったのか・・・と驚きました。お金も桁違いになると人を狂わせてしまうのですね。若いブローカー・バドが頂点に上りつめていくように見えて実は罠にはまっていく様子が痛々しくも魅力的でした。2013/08/17
おもろい於間抜
0
「ブリッジ・オブ・スパイ」という映画を観た。アメリカの強さをまざまざと見せつけられた思いがした。この本を読んだ。ルールは守らなければならないし、そのことが倫理的に先進国として優位に立てるし、それが大切なこと、やはり言っている。アメリカは強い。2016/01/22