出版社内容情報
大富豪の遺児と名のる謎の美女の真贋は? 敢然と迷宮に身を投じた少壮弁護士の前に、次々と現れてナゾを深める各国諜報機関!大戦の残影を描く傑作ミステリー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
165
火事で事務所を失った若い弁護士。訪れる若い美女の依頼人。その依頼人はすでに死んでいた筈の人物だった。謎が謎を呼ぶ展開。主人公が出会う面々は謎だらけ。それぞれ互いにあいつは既に死んだはずだと主張する。誰が嘘をついているのか?遺産相続狙いの偽相続人にも見えたのが、実は過去のナチの大作戦に絡んできて、戦後の東西スパイ戦争にもかかわって…目が離せない展開で、こんなに面白い作品がこれほど無名なのは何でだ?2022/03/31
koo
7
再読。若き弁護士ダニエルズの事務所が放火され大富豪サンドラー家のファイル紛失が判明するという発端から次の展開が全く読めないノンストップスパイスリラー。登場人物の正体が正しいのか?登場人物の誰が正しいのか?全くわからないまま大風呂敷を広げた壮大で嘘まみれなストーリーが進行、反転に次ぐ反転を繰り返す複雑なプロットがとにかく面白かったです。プロット重視のスパイスリラーとしてはラドラム初期やマイケルバー=ゾウハーに遜色ない傑作だと思います。20年以上ぶりで全く覚えてませんでしたが、再読して良かったです。2025/10/09
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