出版社内容情報
クジャクの羽、ガゼルの角、ヒトの手足……じつは体が対称なほど優れたオスだった! 世間を騒然とさせた竹内作品が文春文庫に登場。
内容説明
モテる男とモテない男―その差はやっぱり「外見」にあった!手や足など左右で一対になっているものは、本来は対称なはず。しかし、遺伝的・環境的にストレスを受けると、左右にズレが生じる。ズレの少ない男が、すなわち競争に強く、優秀な遺伝子の保持者。女が好きな男、それは「シンメトリーな男」なのだ。
目次
第1章 結局重要なのはシンメトリーだった(シンメトリーな男は女をよく「いか」せる―男はやっぱり体が第一;競馬ファン必読―シンメトリーな馬ほどよく走る! ほか)
第2章 シンメトリー研究が急展開(三人男競演・おっぱいの謎;ついにわかった!男の指がセクシーな理由―研究はいよいよ神の領域へ ほか)
第3章 匂いの魔術(薫は超シンメトリーな男だった!?―女が臭い男を嫌う理由;金曜日にはヒゲが伸びる!?―匂いで女をノックアウト ほか)
第4章 顔は何をアピールしているか(男の顔の使い道―スポーツマンがモテる理由;ついに解けた、美人の謎―女は二つのF ほか)
著者等紹介
竹内久美子[タケウチクミコ]
1956年愛知県生まれ。京都大学理学部卒。同大学大学院博士課程を経て執筆活動に入る。専攻は動物行動学。92年『そんなバカな!』で第8回講談社出版文化賞科学出版賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うりぼう
52
久しぶりな竹内久美子本。相変わらず、男性をうるうるさせるキーワードの連続。「女に対しては、力強く、かつ素早く」と故伊丹氏は語る。男の指に女はゾクっとする。かつて、私の電卓を叩く指がステキと言った彼女は、先輩のお嫁さんになってしまった。彼は、太く逞しい指だった。女の足は性器。足首のしまった女性が、階段を登る姿にうっとりするのも事実。紫式部もデートレイプ男に軍配を上げる。そんな勇気のない私は、Tシャツが臭いだろう。最近、金曜日でも髭が伸びないのは、品行方正な生活のせい。ただ、ハゲに胃ガンなしの言葉に励まされる2010/03/07
yuk0
3
シンメトリーな男は女をよく「いか」せる。と、1ページ目からスタートダッシュをかけてきます。男の人の手に必要以上に目がいくようになってしまいました。これは、真面目な研究の上、女性の進化上必要だった色んな要素の結果であり、本能的なものですから。あはは。2010/04/16
ぺぱごじら
2
ちまちまと思い出しては手に取り、時間かけて読みました。整体師の友人に言わせれば「ったりめーだ」なんだそうですが(笑)。2010/06/03
あかさたな
1
1902011/10/06
Yasushi I
0
左右対称(シンメトリー)であることが、雄の能力を高めている⁉︎ という科学的なお話。いろいろな生物の事例が紹介されているが、自分の非対称さが気になり、ダメ雄気分になってしまいました。ただ他の因果要素をキチンと排除しないと、ただ都合の良い数字の寄せ集めに見えてしまう。と言うか、かなり強引な論理展開だね。2016/07/31