内容説明
わたしはどうして、こうなってしまうのか?次から次に襲いかかる男達の身勝手で無神経なセクハラや暴言。あまりの責め苦に「私はもう二度と男を好きになったりすることはないような気がする」とすら思ったという著者が、1993年から98年にかけて書いたパワフルでエネルギッシュ、爽快なまでにずばり言い切るエッセイ集成。
目次
1 やられ女の言い分(やられ女の言い分;A先生のこと ほか)
2 発想の方法(だらだらしてます―発想の方法;全作品リスト―~’93前半 ほか)
3 解説の名を借りて(養老孟司さんへ;私も愛人―荒木経惟全集「Aの愛人」解説 ほか)
4 内田春菊の美術館めぐり(コクトーの絵って漫画みたいだ!―ジャン・コクトー展;キースが残してくれた「希望」―キース・リング展 ほか)
著者等紹介
内田春菊[ウチダシュンギク]
1959年長崎生まれ。ウェイトレス、クラブ歌手、ホステスなどを経て、84年に四コマ漫画でデビュー。『幻想の普通少女』『南くんの恋人』『水物語』などで一躍人気作家になる。93年発表の小説『ファザーファッカー』が大ベストセラーとなり、漫画『私たちは繁殖している』と合わせてBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞した
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感想・レビュー
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みゃーこ
57
ほんと内田春菊ブランドはどんなつぶやきでも本にしちゃって売れるんだからすごいよね~。確かにものすごい生き様だもんな~。生き方そのものがもうネタ。2013/05/17
とも
19
内田春菊、嫌いじゃないけど何か考え方が歪んでる様に思えてならない。いや、歪んでるんじゃなくて、自分と相容れない考え方の部分が多いのかな。そんなにまで自身を、女性を強く見せなきゃなんない事ないのになって。 春菊さん自身が強い女性である事、才能ある女性である事は事実でしょうが、世の中そんなに強く才能ある女性ばかりじゃないですよっと。もちろん男も。モヤモヤを残しつつ読了。2017/06/28
もりの
4
エッセイとか後書きとかをまとめたもの。気が強そうな人。2025/05/04
読み人知らず
3
いろんなあとがきや書評やエッセイなど。寄せ集めた文章の数々。短編集でもないし、なんだろうなあ。2012/12/24
もくたつ(目標達成)
2
内田春菊さんのエッセイをまとめたもの。内田春菊さんがどんな人か分かった。2018/10/30