文春文庫<br> 重い歳月

文春文庫
重い歳月

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  • サイズ 文庫判/ページ数 217p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167265120
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

夫婦で文学に打ち込む桂策と章子。苦しい生活のなかでも執念を燃やしつづけ、遂には一人の女流作家が誕生するまでを綴る自伝的長篇

内容説明

夫婦で同人雑誌に参加して作家を目指す桂策と章子。創作と勤めに出ることの両立ができず,平凡な家庭生活を送れない夫に、育児や日常の雑事に時間を取られる妻は苛立つ。相手への後ろめたさを感じながらも、自分は書きたいと思う業の深さを持ち続け、遂には一人の女流作家が誕生するまでを描く自伝的長篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

18
津村さんの作品を年を追いながら読んできた。名前は変えてあるけど同じ夫婦の始まりから今までを書いている。作家という同じ頂点を目指してしまった事でお互いの腹の中にはきっとわだかまりや鬱憤もたくさんたまっていたと思う。この場合、妻の視線でしか書かれていないけれど夫の視線の物語があったら凸凹がかみ合うかもしれない。生みの苦しみを毎日毎日味わう作家家業。タイトルどうり・・・生きるって大変だ。2010/07/12

バーベナ

2
ひとりで生きられる能力がある場合、家の中にいる男は邪魔なだけ・・・という説を思い出す。でも、著者は別れるという選択を考える暇もなく、家事をこなし、子を育て、夫に気を遣い(ここが読んでいて一番辛い)、そして『書く』 途中で何度も「うわぁ~っ」と投げ出したくなるが、止められず一気読み。夫側からの視点といえそうな「一家の主」も読んでみよう。2010/08/30

Ted

1
'96年5月刊(底本80年)○吉村昭の妻による自伝的小説。吉村昭の小説や随筆だけを読んでいると、俄には信じられないような家庭人としての吉村の一面を垣間見る思いがしたが、昭和元年生まれの戦前派の男の価値観や家庭での振る舞いはどこもこんな感じだったのではないかと思う。日垣隆が『売文業』か何かの本で吉村昭のことを随分悪意のある感じで書いていたのは、この小説による影響かもしれない。2019/05/23

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