出版社内容情報
英文学教授の息子の自殺の原因とされた女子大生が偲ぶ会の会場となった学園で刺された。学部長選挙がらみの事件で、学園は大混乱
内容説明
英文学教授水科恭子の息子正治を偲ぶ会の当日、その会場となった教室で、幽霊騒ぎがあったり、女子学生が刺されたり、“水科先生は講義中に殺されます”という電話があったりで、学園は大混乱となった。事件は大学の学部長選挙がらみとあって、永井夕子とオニ警部宇野喬二の名コンビは大ハッスル。好評シリーズの第7弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鍵ちゃん
14
英文学教授水科恭子の息子正治を偲ぶ会の当日、その会場となった教室で幽霊騒ぎがあったり、女子学生が刺されたり、「水科先生は講義中に殺されます亅という電話があったり学園は大混乱となった。事件は大学の学部長選挙がらみとあって永井夕子とオニ警部宇野喬一の名コンビは大ハッスル。2020/11/07
うさっち
14
サクッと読める安定のシリーズ。2018/07/30
白雪ちょこ
12
短編集全4話となっており、今回の「幽霊記念日」に至っては、夕子が通う大学が舞台となっていた。 様々なトリックや仕掛けなども沢山出てきて、とても楽しめたが。 最後の最後では、何とも悲しいような結末となっていた。 よくありがちなドラマで見るようなパターンになっているが、それを読み解くのが夕子のすごいところ。 他にも、ユニークな大学仲間達なども出てきて、宇野警部は振り回されっぱなしだが、それでも夕子が好きだというところが、伝わってきて面白かった。 原田刑事も大活躍。2024/10/07
kaizen@名古屋de朝活読書会
7
赤川次郎は軽文学(light novel)。後に残ることは意識してない。 読んでいるときに楽しければよい。満員電車の苦痛が回避できたり、長時間通勤の苦痛から逃避できればよい。家に帰って「ああよかった」ということを望んでいる。読者に嫌な思いが残らないよう。10冊に1つは、あれ?と思うことがあるかも。読み進んでいくと忘れる。 軽文学の生活の糧としての価値。 赤川次郎は軽文学の優(優秀の優)。幽霊なんたらは、その原点だろう。 4話 幸い住むと、ポチが鳴く 白鳥の歌を聞くとき 幽霊記念日 裏の畑でミケが鳴く2011/05/11
LL
4
高校生の時に前の作品を読んで以来久し振りに読みました。非常に読みやすさでするすると読み進める事が出来てストレス解消になりました。内容は変わらず「え、その人が犯人」って感じです。2017/01/12