出版社内容情報
裏口の木戸が開かない。押しあけたらば死体があった!それを合図に一見平和な月波家の生活が狂いだす…。どこにもあるウラとオモテを苦い笑いで描く長篇推理
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
湖都
12
一見平凡な月波家だが、ある朝裏口で人が死んでいるのをきっかけに家族それぞれが厄介な事態に巻き込まれていく。1つの過ちが次の過ちを産み、それが重なり、中盤頃にはもうどうしていいのかわからないほど脅迫者が増えてくる。救いは、次女の久子。彼女の知恵とリーダーシップがなかったら、月波家は一家破産で離散していたこと間違いなし。軽快なタッチなのに、月並家に関わる人達が皆ナチュラルに悪くてびっくりするわ。1番の問題は、父の会社。上役も悪いし、若手社員も辞めた社員も含めて皆腰が軽くてそれをネタに強請るし、もう何事。2019/08/10
tnyak
3
急に赤川次郎が読みたくなり ブックオフにて購入し 読了 赤川作品ってこんな感じだったな と思いながら 一気に読み終えた 面白かった2024/12/30
hina
2
『声を思い出す。顔を、笑い方を。それだけで、胸を締め付けられるような気がするのだった。』2017/10/30
ころすけ
2
家族全員に次々と起こるトラブルを、全部まとめて見事解決。悪党には罰を、愛すべきろくでなし共にはそれなりの教訓をと、結末がスッキリしていて単純に面白かった。また、電話をかけるのには十円玉、録音はテープ、カメラにはフィルムと、なんだかとても懐かしい。2013/09/06
じょー
2
赤川次郎さんの作品は相変わらずすらっと読める!その中でも本作品はなぜか私のなかで印象が強くて再読。久子がとにかくよい!この家族は嫌だけども笑2013/08/24
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