文春文庫
花と爆弾―人生は五十一から〈6〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167256203
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

イラク侵攻でおおいに揺れた一年。本来「花」をめでて、こころの向くままに筆をとりたいところ、容赦ない破壊をくりかえすさまを見て、「爆弾」に胸を痛めることになった一年だった。〈自分の目撃したもの〉しか信じない主義の著者が現代史を書きとめて、向かうところ敵なしのクロニクル(年代記)的エッセイ文庫化第6弾。

目次

喜劇作家の告白
“正月難民”の感想
“下町は天国”という幻想
走りゆく日々
レクター博士、復活の夜
「宮本武蔵」をめぐる役者たち
梅まつりのころ
大統領と占領と
着物&キモノ
3・10を忘れない〔ほか〕

著者等紹介

小林信彦[コバヤシノブヒコ]
昭和7(1932)年、東京生れ。早稲田大学文学部英文科卒業。翻訳雑誌編集長から作家になる。平成18(2006)年、第54回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えか

28
2003年分のコラム集。小泉政権の人気、公明党との連立、そして、引き続きブッシュ政権は、イラクを攻撃し、ついには、自衛隊のイラク派遣に至る世情。タイトルの『花と爆弾』は、まさに、不穏な市井の空気感を表している。そんな中、お孫さんの事を書いた“k君が現れた日“が、家庭的エッセイの香りが漂い、この著者のコラムとしては異色である。 2023/09/25

浅香山三郎

2
『週刊文春』を毎週読めるわけではないので、文庫本になつてから買ふことにしてゐる。さうすると、2~3年前のクロニクルを読むやうな感じになり、いかに自分がその時々の出来事を忘れてゐるか、気付かされる。 時事的なネタと著者ならではの昔の藝人たちの話、映画の話などの配合の妙が心地よい。

ぱーぷる・ばんぶー

2
週刊文春連載のクロニクルエッセイ。2007/05/15

いちはじめ

2
小林信彦の愚痴というか説教というか……。一応買って読んではいるが、まとめて読むとけっこう鼻につく2007/05/12

eleking

2
歳をとったなあ、とつくづく.2008/07/11

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