文春文庫<br> 「超」読書法

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文春文庫
「超」読書法

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167256081
  • NDC分類 019
  • Cコード C0195

出版社内容情報

どこで、どんな姿勢で読むべきか? 道具としての本とは? 速読は可能か……。読書のプロが明かす画期的読書術の全てがここに

内容説明

さて、用意するのは6Bの鉛筆に赤いサインペン。それに細目のポスト・イットがあるとなお良いでしょう。これで小林流「本を噛みくだく」準備はOKです。第1部は目からウロコのスーパー読書術指南篇。そして第2部、第3部はその実践篇。『本は寝ころんで』に続く面白さ抜群のブックガイド・エッセイ第2弾。

目次

第1部 「超」読書法(どこで、どういう姿勢で読むか?;本という道具の使い方;面白い本の探し方 ほか)
第2部 マディソン郡の謎(ぼくの立場;ニール・サイモンの教訓;同時代史の興味深さ ほか)
第3部 狂乱読書日記(「鬼平犯科帳」に出てくる寺で;谷崎潤一郎をめぐる知的な冒険;日本の政治と「大新聞」に憤る人のために ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナハチガル

6
なんとなく何も読む気がしないときにつらつらと読んだ。一年以上かかったかな。こういうエッセイのようなブックガイドのような肩のこらない本って、あまり海外では見かけない気がする。日本では名の知れた作家の誰もが書いている感じがするのだけど。阪神大震災とか『マディソン郡の橋』とか、時代を偲ばせて懐かしくもある。速読本の流行について「本当に面白い本はそう速くは読めない」には納得。B-。2016/02/14

アメヲトコ

5
読書に関するエッセイ集で、書き下ろしの小林流読書法と、本の雑誌・週刊文春に連載されたブックレビューで構成。95年頃の空気感が各所に感じられて今読むと趣深いです。マディソン郡の橋とか流行ってたな。読んでないけど。2018/08/05

koala-n

1
読書に関する文章を集めた本で、大きく三部に分かれている。Ⅰ部がタイトルにいちばん近い読書法をあつかった部分だが一番短く、あまりそれほど参考になるようなことは書いていない。それよりも、面白いのがブックレヴューと読書日記を収めたⅡ部とⅢ部で、いつもながらの著者の慧眼と博識に唸らされる。特に一番分量の多いⅢ部の読書日記は90年代中ごろに「週刊文春」に連載されていたもので、当時の世相(バブル崩壊の余波~オウム事件)の空気感も感じられてその点でも興味深い。政治的な評言には「?」な部分もあるが、それも含めて面白い。2013/05/29

ぼんかずちち

0
小林信彦さんは、中学生の頃、友人の影響でオヨヨシリーズ他、良く読んだ。たまたま本棚を整理していて見つけて再読した。久しぶりに小林さんのユーモラスな文体と話しの運びが懐かしかった。読書法は一般的なもので、特に目新しくはないが、III部の読書日記は其れなりに面白く再読した。

ともみ

0
本棚の古い本なので再読。2009/02/27

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