出版社内容情報
＂統治者＂が死んだ。イラクの秘密資金を追って、ロンドンからスイスへ、そしてバグダッドの暗闇へと、身の毛もよだつ悪夢は続く
内容説明
元ＣＩＡベイルート支局長フランク・ホフマンの息子サムは、ロンドンで財務コンサルタントをしていた。ある日、突然訪ねてきたフィリピン人が残していった、半裸の女性惨殺死体の写真が彼の感情を揺さぶった。謎のアラブ人実業家の背後に立つ人物は？闇はバグダッドへとつながっていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しまちゃん
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デイビット・イグネシアスが書いたアメリカと中東の関係を扱った三つの連作小説の最後に位置する作品とのことです。 サミュエル・ホフマン（サム）とリーナ・アルワンの二人を中心にイラクの独裁者である"統治者"の秘密の金を巡ってのスパイ大作戦？が始まる。 残酷な拷問や殺害の場面と恐怖の中での二人のラブロマンスもあるエンターテイメントだと思います。 複雑な人間関係も最後までスリルがあります。2012/01/11
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