文春文庫 ブルースを、ワイルドに〈下〉

文春文庫<br> ブルースを、ワイルドに〈下〉

『飛ぶのが怖い』から二十年。地位も金も、子供も、愛人も手に入れたスーパーウーマンの七転八倒の後日譚。飛ぶのはつらい……

わがミューズにして頼もしいダディー、のはずが実はろくでなし。彼女のプラチナカードで結婚指輪を買って、あげくのはてがバイクで雲隠れ。愛人と別れたリーラの前に、携帯電話を放さない「若ゴーツク」やワインコレクターの億万長者やシンセサイザーのおたく作曲家が現われて…ヴェニスでリーラはふたたび恋に落ちる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bittersweet symphony

柳瀬尚紀翻訳作品で未読本棚に残っていたのがこの上下巻でした。この夏に追悼に意味で読了。原著は1990年にでたもの。エリカ・ジョング(1942－)の年代が経験してきた社会の変化をダイレクトに反映した内容、という印象。2016/08/31

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