出版社内容情報
浅間の大噴火と田沼意次時代の終焉、ラキ火山の大爆発とフランス革命…二百年前の事件を活写し、自然と社会現象との関連をさぐる
内容説明
1783年、日本と欧州でほぼ同時に火山の大噴火が起き、各地に天候異変をもたらした。天明の飢饉の只中にあった日本では庶民の貧窮が一層ひどくなり、フランスでは穀物の不作が続いた。そして田沼意次治下の日本とフランス革命直前の欧州に大きな社会変動が起こる。―大噴火が社会に与える影響を探る意欲作。
目次
不気味な暖冬―津軽
雨の日々―江戸
ラキ火を噴く―アイスランド
恐怖の山焼け―浅間
青い霧の下の騒擾―津軽
飢えた群れ―浅間・アイスランド
仁政録―白河
人相食む―津軽
殿中の刃傷―江戸
パンの値上がる―パリ
意次VS.定信―江戸
大打ちこわし―大坂・江戸
清き流れに魚住まず―江戸
バスチーユ攻撃―パリ
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