文春文庫
家計簿の中の昭和

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167239220
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

何十年もの間、著者は毎日の金銭の出入りを記録し続けてきた。旧満州からの引揚げの決算、戦後初めてかけたパーマ代、安保の年の結婚費用、向田邦子と旅した世界旅行の代金、石油危機の買溜め品、そして終の棲家の建築費―。家計簿の中の数字を通して、昭和という時代を生き生きと描く珠玉のエッセイ集。

目次

貧乏物語ではなく…
満州引揚げの決算
はじまりの五厘硬貨
パーマと「電髪」
大家になる
作家の助手生活
きもの入門の記
祖母の弔い
母との二人旅
平和還る
三度の心臓手術
デビュー作のころ
都電今昔ものがたり
五味川さんの闘病
安保の年の結婚式
向田さんとの旅日記から
石油危機と買占めの日々
一六銀行
終の棲家を買う
借金完済の日

著者等紹介

澤地久枝[サワチヒサエ]
1930(昭和5)年、東京に生まれる。旧満州で敗戦を迎え、46年に帰国。49年中央公論社に入社、63年「婦人公論」編集部次長を最後に退社。作家・五味川純平氏の資料助手を経て、72年『妻たちの二・二六事件』でデビュー。近現代史の実相に迫るノンフィクションを数多く発表している。78年『火はわが胸中にあり』で第5回日本ノンフィクション賞を受賞。2008年度朝日賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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