出版社内容情報
独力で三児を育てあげた後、情死した初代女性アナ。四角関係のはてに起きた猟奇殺人事件の美貌の人妻。留学中の郭沫若、陶晶孫に嫁した姉妹など興味ある婦人列伝
内容説明
三児を育てあげた後、情死をとげた初代女性アナ。四角関係の果てに起きた猟奇殺人事件の人妻の罪と罰。留学中の郭沫若、陶晶孫に嫁して日中の懸橋となった日本人姉妹。日本の「国家」と称えられたプリマドンナの死。小林多喜二への愛に生きた女など、昭和という時代をときには激しくときにはひっそりと生きた女たちの愛の軌跡。
目次
初代女性アナ翠川秋子の情死
擬装結婚の愛と真実
さまよえる「ノラ」
日本の懸橋 郭をとみと陶みさを
伝説のなかのプリマドンナ
夫の生還を信ず
小林多喜二への愛
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほっそ
1
旧民法、治安維持法のある時代、女たちはこうもたくましかったのか!その中でも戦前非合法だった活動を支える男(若松齢の章) 小林多喜二を支える女(伊藤ふじ子の章)が特に印象的でした。2010/02/15
Gen Kato
0
再読。美談も醜聞も、実際に生きてみれば同じことなのかもしれないと思わされた。2015/05/03
massda
0
小林多喜二の最後の恋人、伊藤ふじ子のエピソードが大変よい。誰にも言えない悲しみはどこに行くのだろうか。2014/09/05
丰
0
Y-202006/08/23