出版社内容情報
甘美で猥雑で、そして酷薄で無情な大いなる町・江戸。そこに住むさまざまな人たちの哀歓を八篇の短篇に見事に捉えた会心の小説集
内容説明
大都会・江戸に生きる人々の哀歓。ひどい貧乏暮しの旗本のところへ娘の縁談とわが身の昇進の話とが一度に飛び込んできた…「冬の蝉」。娘一人で守っている茶店に、突然将軍が便所を借りに来たばかりに運命が妙に変って…菜摘ます児」。華美で無情な大いなる町・江戸のさまざまな表情をみごとに捉えた短篇小説8篇。
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- 和書
- 塀の中の懲りない面々