内容説明
宗教改革、大航海時代、科学革命、異教・異端の弾圧―ヨーロッパ激動の時代、なぜ惨劇は起きたのか。魔女とは何か、なぜ約5万人もが処刑されたのか。あらゆる事象が相互に絡み合う背景を読み解き、歴史の闇に迫る。
目次
第1章 魔女の原像(古代異教時代の「魔女」;キリスト教による異教と呪術の悪魔化 ほか)
第2章 魔女狩りの始動(異端と魔女;魔女像の結晶化と魔女狩りの始動 ほか)
第3章 魔女狩りの時代としての近世(停滞する裁判;宗教改革と魔女 ほか)
第4章 魔女の実像(諸地域の魔女狩り;魔女の具体像 ほか)
第5章 魔女狩りの終焉(裁判手続きへの眼差し;科学革命とデカルト的思考)
著者等紹介
黒川正剛[クロカワマサタケ]
1970年生まれ。太成学院大学人間学部教授。専攻は、西洋中・近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaz
1
気になったところを飛ばし読み。迷信で片づけることのできない恐ろしさを感じた。図書館の内容紹介は『中世末から近世にかけてのヨーロッパを狂乱の坩堝と化した魔女狩り。約5万人が犠牲となったこの現象はなぜ起きたのか。当時の文化・社会に根ざした研究から、歴史の闇を照らし出す。魔女狩り研究史の流れを概観する節を増補』。 2024/08/15
スターゲイザー
0
とてもカラフルでわかりやすく書かれた一冊です。2025/06/16
takau takau
0
兎に角分かりずらい。表現をもっと簡潔にした方がいい。 解説のための図解などがあるとよい。2024/10/08
Krisna_Khana
0
岩波新書の魔女狩り本も途中で読むのをやめてしまった。本書はなんとか読み通したが、個人的に興味が持続する内容ではなかった。2024/08/03