文春文庫<br> スペンサーヴィル〈上〉

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文春文庫
スペンサーヴィル〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 434p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167218621
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

リストラされたスパイが故郷に帰ると、愛する女性は悪徳警察署長の妻に……。彼女の愛を、自由を取り戻すため、男は命を懸けた!

内容説明

冷戦の終結。それはキースにとりリストラによる解雇を意味していた。ヴェトナム戦争以来軍一筋、国のために命をかけてきたというのに。激務から解放されたキースがまっ先に考えたこと、それは「故郷に帰ってアニーに会いたい」だった。しかし彼女はすでに地元の悪徳警察署長の妻となっていた!傷心のキースのもとにある日…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

35
これは児玉清さんがものすごくいいということで何回も読み直すところがあるというので読んでみているのですが、「ニューヨーク大聖堂」のようなものを期待したのですがまるっきり異なる分野です。わたしにはあまり合わないのですが、児玉さんがどこを読みなおすのか確かめたいという気で最後まで挑戦してみます。アマゾンなどでも手に入らないので古本屋で注文しました。2015/02/22

Tetchy

3
世間一般では「デミルのハーレクインノベル」と評されている一種の恋愛物。退役軍人として故郷スペンサーヴィルに帰ったキースとかつての恋人アニーとの変わらぬ愛情とそれを陰湿な嫌がらせで阻む彼女の夫、狂気の悪徳警察署長バクスターとの戦い。今回は物語としては非常にシンプルである。この単純な図式ゆえに上下巻各400ページも費やす事に冗長さを感じた。まずキースとアニーとの邂逅までが長い。また優秀な国家安全保障会議の一員まで務めた退役軍人キースの過去を振り返り、他人の目を気にしてウジウジ独白するのも情けなく感じた。2009/09/02

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