出版社内容情報
女は政府の特殊機関SWATに追われているらしい。一目で女に魅かれて彼女の跡をたどるスペンサーも、いつしか追われる立場に…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ribes triste
9
再びのジェットコースタースト―リー。大いなるマンネリと言われてもいいのです。今回は謎の部分が多く、物語の進行とともに徐々に明かされていきます。とにかくワンコがかわいい。そして今回の追跡者は、かなりのイカレっぷりです。2016/03/24
ホレイシア
9
時間がなくてこつこつ読まなければならないのがもどかしかった。最初から主人公とパラノイアさん(笑)の両方に入れ込んだのは本著が初めてかも。本当は人間の心理の奥深さを読む本だが、コンピュータ犯罪に興味のある方は別の読み方ができると思う。2009/03/22
けいちゃっぷ
3
過去に深いキズを持つ男。男の前から消えた謎の女。彼らを追う謎の組織。なんか先が見えてるような気がしないでもないが、どう捻ってくれるのかな。438ページ2010/04/21
Tetchy
2
今回はどうにもこうにも陰気な主人公スペンサーがストーカーにほぼ近い事―というよりストーカー行為―をある酒場で出逢った魅力的な女性に対して行う事から始まり、しかも彼が自分の名前、住所、身分証明書の類全てを詐称する究極のパソコンおたく、ハッカーでもあったという非常に好意の持てない所から出発していることもあり、物語が進むにつれ、スペンサーがヴァレリーと再会してから明るくなっていくのでエンターテインメント性が高まり、そこがマイナスからプラスに転じていたのが良かった。2009/08/05
ryou1121
2
初めて読んだ時、今で言う個人情報保護をここまでするものかと思った。時代はまだまだ追いつかない。2008/01/28