出版社内容情報
夢を追いつつ満たされない日々、何をやろうか模索していた時……有名人69人が自らの助走時代を綴って出発つ人々に贈る好エッセイ
内容説明
夢を追いつつ満たされない日々、何をやろうか悶々と模索していた時、何をやってもうまくいかなかった頃…吉村昭、永井路子、秋山ちえ子、深田祐介、池沢夏樹、妹尾河童、金子信雄、唐十郎、内田春菊、中野翠ら多彩な顔ぶれの有名人69人が、苦しく懐しい自らの助走時代を綴って読む者に希望と元気を与えるエッセイ集。
目次
『文学界』新人賞以後(深田祐介)
何にもなりたくなかった(池沢夏樹)
チャンスは藪から棒(妹尾河童)
「通行人」の日々(高森和子)
「イングリッシュ・アワー」(三国一朗)
役者稼業ブラサガリ(金子信雄)
カケ出シ時代(三好徹)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
14
マイ古本屋にて、1996年、第4刷。別冊文藝春秋に平成2年から4年にかけて載ったもの。今現在では物故された方もかなり多い。作家では池澤夏樹、尾辻克彦が心に残った。作家以外では中野翠(コラムニスト)菊地信義(装丁家)妹尾河童(舞台美術家、当時)等が良かったです、中でも菊地信義さんの、硬い仕事から装丁の仕事に独立した当時の初めてのフリー生活での妻との暮らしぶり、買い物途中で財布も落とし途方に暮れる様には、装丁では第一人者になった現在を知ってるだけに、誰でも最初は無名の一人に過ぎないのだなと身に染みて感じた。2025/06/19
tora
2
当たり前かもしれないけれど、名を残すような人は若い頃から尖ったところがあったり、そもそも才能に溢れてるような人が多いですね。2017/03/08
テキィ
2
知っている人が少ない。アップデイトしたらいいのに。2009/04/30