出版社内容情報
美女、少女、娼婦、女スリ、大和撫子、尼、人妻……。いろいろなタイプの女性を描いた古今東西の傑作短編を集めた大アンソロジー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒い森会長
2
アンソロジ―、1992年10月刊。チェーホフ:美女、太宰治:恥、久生十蘭:モンテカルロの下着、澤田撫松:足にさわった女、永井荷風:人妻、飯沢匡:初代の女、柴田錬三郎:さかだち、山川方夫:待っている女、北原武夫:雨、大岡昇平:黒髪、スタインベック:蛇、モーパッサン:二十九号の寝台、モーム:三人の肥った女、林芙美子:晩菊。短い話に、マクラオド:かなしき女王、他、を収録。堀切直人の解説に感心する。2022/01/24
くさてる
1
「女性」を主人公にした短篇小説のアンソロジイ。いかにもな日本の古い私小説も何作か収録されているけれど、個人的には、そういういかにもなものよりも、奇妙な怖さが飛びぬけているスタインベック「蛇」と、女たちの食べたい気持ちがはちきれそうに表現されたモーム「三人の肥った女」の二作が印象に残った。 2013/02/27
山一工房
0
「二十九号の寝台」が印象に残った。2017/08/06
ぐり
0
太宰治の「恥」を目当てに借りて読んだ。女性をテーマにした短編集で、他の文豪の作品もまとめて読める。2018/08/14