出版社内容情報
犬養毅、吉田茂から松下幸之助、湯川秀樹まで偉大なる昭和人たちの人間味あふれるエピソードを、最も近くにいた人たちが披露する
内容説明
孫を連れての寄席通いが楽しみだったワンマン宰相、研究に日夜没頭し骨と皮にやせてしまったノーベル賞受賞の科学者、仕事一途のため孫の名も忘れてしまう経営の神様…。妻や子、孫、兄弟など血族だからこそ語り得る「昭和の巨人」60人の人間くさいエピソード、意外な素顔、とっておきの話。文芸春秋読者賞受賞。
目次
井上準之助 「男子の本懐」だった最期
団琢麿 英語でブツブツひとりごと
犬養毅 反骨の人の面目躍如の履歴書
小林多喜二 バイオリン演奏に涙ぐんだ最後の別れ
高橋是清 息子が手入れした自慢のヒゲ
西園寺公望 天皇神格化に反対だった「最後の元老」
赤木圭一郎 ヘルメットが災いした事故死
小津安二郎 おそらく原節子さんが好きだった
池田勇人 「バカヤロー」と叫んで憂さ晴らし
河野一郎 フルシチョフとの握手
小泉信三 美智子妃が臨終の枕に置いた白いバラ
石坂泰三 志は「家庭の幸せ」にあり
田中絹代 金庫からでてきた思い出の印鑑
江田三郎 家出した妻を迎えにきた新婚の頃
朝永振一郎 書斎嫌いで思索の場は食卓や縁側
平塚八兵衛 誘拐犯に差し入れた茄子のヌカ漬け
水谷八重子 母が娘に伝えた役者魂〔ほか〕
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