出版社内容情報
時代に刻まれた名作はもちろんのこと、ユーモア、時代物、怪奇幻想などあらゆる分野の娯楽小説の名品を一堂に会した大アンソロジー
内容説明
昭和の60余年の間に生まれた娯楽小説の傑作が綺羅星のごとく勢揃い。一時代を画した大家の作はもちろんのこと時代物、ユーモア、推理、SF、伝奇、怪奇幻想などありとあらゆるエンタテインメント小説の名品が一堂に会した大アンソロジー。まず上巻は佐藤春夫の「家常茶飯」から富田常雄の「姿三四郎」まで26篇を収める。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
99
上下2巻に分かれた昭和の初期から昭和55年までに様々な雑誌に掲載された小説で、この上巻には26編収められています。もう以前にかなり読んでいたものもあるのですが、未読のものもあり楽しめました。徳川無声や横溝正史のものは結構楽しめました。2016/05/21
しんすけ
14
富田常雄の『姿三四郎』を探していたのだが、最初に本書がヒットしてしまった。 富田常雄以外に日頃、読み返してみたいと思うことが多い下記作家たちも所収されていたから手に取った。 佐藤春夫 夢野久作 大佛次郎 小栗虫太郎 他に徳川夢声やサトウハチローの名に意外性を感じたこともある。 また有名な作家が、この程度のものを書いていたかと落胆させるものがあった。 直木三十五、白井喬二、中里介山らがそれにあたる。好みの問題もあるから断を下すようなことも無いが。2021/01/12
モリータ
8
元町のうみねこ堂書林で買ったもの。あたりまえだけど純文系短編集のラインナップとは趣がかなり違ってます。短編集収録作品リスト作りが捗るアンソロジーです。2016/05/02
ひつじ
3
面白かったなぁ 知らなかった作家からだと、尾崎一雄の作品を他にも読みたくなった。 読んだことある短編もぼちぼち。2020/05/20
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- 和書
- 声なき叫び 双葉文庫