出版社内容情報
元号には絶対従わねばならないのか。たとえば免許証の生年月日を西暦に変えたら罪になるのか。風変りな裁判を設定した異色小説
内容説明
公文書には元号を使用しなければ罰せられるのだろうか。たとえば運転免許証の交付年月日などを、西暦に書き換えれば、罪を犯したことになるのか。元号を使用することの法的根拠はどうなのか―。元号をめぐって進行する風変りな裁判を設定した異色サスペンス。他に年齢のトラブルを描く「年齢論争」を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kenpapa
2
再読。元号と年齢についての2作品収録。法律用語がたっぷり出てくるが興味深いテーマ。堅苦しいけど。2021/04/17
朱音
2
元号について取り上げるのはちょっと難しい面もあったと思うのだが、(現在は法制化されているのだけれど)うまい例を作っている手腕はさすがだと思う。もう一つの「年齢論争」の方も、誕生日の前日に年を取ることになっている、というところは初耳だったのでびっくり。(確かに4月1日生まれまで早生まれ、ということは知っていたのだけれど)2003/04/20
kanamori
0
☆☆☆2010/10/09
コマンドー者
0
中編の表題作と年齢加算の法律解釈を扱う短編の2編収録。自身は西暦の方になじみがある派なので、本作における法律解釈を巡る法廷ものとしての展開は大変面白く読めた。佐野氏の鋭い問題意識とそれを読み物として成立させる職人技が堪能できる。2024/02/24
tkm66
0
読み物、だったんでしょうね。あまり印象がない。2009/01/12
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