文春文庫<br> ミッドウェイの刺客

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文春文庫
ミッドウェイの刺客

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167206031
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

昭和17年6月、ミッドウェイ海戦。日本機動部隊が空母4隻を失う大敗を喫するなか、空母・飛龍の奮戦により米空母・ヨークタウンを大破させた。ヨークタウンを撃沈せよ―緊急電報を傍受した潜水艦・伊168は、ハワイへ帰投するヨークタウンに追いすがる。7隻の駆逐艦に守られた米空母を単独で撃沈した、戦史に残る戦いの全貌とは。

著者等紹介

池上司[イケガミツカサ]
昭和34年東京生まれ。明治大学文学部仏文科を卒業後、広告制作会社ならびに広告代理店にコピーライターとして勤務。その後作家秘書を経て独立、平成8年7月『雷撃深度一九・五』でデビュー。戦争サスペンスの旗手として注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

147
昭和17年6月のミッドウェイ海戦はそれまでの日本軍の連勝による、大本営の驕慢から情報が漏洩し、結果として日本軍は正規空母4隻を喪失する敗北を喫する。索敵の任にあった潜水艦・伊168は米軍の手負いの空母ヨークタウン撃破の任を新たに受け、ヨークタウンと護衛する駆逐艦に立ち向かう。ミッドウェイへ向かう間の訓練で伊168では練度が向上し、艦内がまとまり、士気が向上する。結果、伊168はヨークタウンを撃沈しミッドウェイ海戦の米軍艦隊に一矢報いる。息詰まる攻防。爆雷攻撃との神経戦。潜水艦ものに外れなし。一気読みです。2016/06/29

koba

89
★★☆☆☆2015/04/18

ももかさん

19
たまにはこういう戦闘ものもいいですね。やっぱり潜水艦ものは人気なんですかね。「沈黙の艦隊」を思い出しました。懐かしいな~読みたくなります。2015/01/03

ウチケン

15
往年の東宝戦争映画のイメージで読みました。艦長は池部良で、久保明や土屋嘉男などの出演で。俗に「潜水艦映画に駄作なし」と言われる事が多いのだが、その面白さを活字にした時に如何にその醍醐味を伝えられるか。グダグダだったミッドウェイ海戦の後始末をつけた影の立役者の勇戦奮闘の活躍は、戦記モノとしてだけでなく、海洋冒険小説としても存分に堪能出来る快作でもある。2015/07/26

RIN

10
ミッドウェイ海戦で日本軍4空母撃破の後、単艦で米空母ヨークタウンを撃沈した潜水艦伊186の物語。潜水艦オタらしき著者のディテールに拘る艦内描写に、臨場感あふれる。「生きて帰還するまでが任務」と言う田辺艦長とその思いを共有する乗員兵士たち、その思いに敬意を払う司令官。あの戦争で人間は駒みたく描かれることが多いが、やはり戦っているのは人間。個々人の力量と胆力が問われるのだなあ、と、改めて感じた。2012/02/07

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